さて、第3巻の深読み解説が終了しました。さすがに毎日更新は難しいですね。ボチボチペースは緩むかもしれません。とゆーか、5月はちょっとやることもあるので間違いなくペースは落ちるでしょう。ご了承ください🙇🏼
さて、今回は原作者のまつもと泉先生についてつらつらと書いていこうと思います。Wikiに載ってない内容をメインに。
本名
寺嶋一弥 本作中にも一弥くんが出てきますよね。先生の分身として登場させたのでしょうか!?
出身
富山県高岡市生まれ。藤子F不二雄、藤子不二雄Ⓐ先生と同郷だそうですね。
生い立ち
3歳の幼稚園の頃交通事故に遭う。※1 ※2 これがのちに先生の運命を大きく狂わせる事になります。またこの事故が原因で右耳が難聴になり、以後ずっと聞こえにく状態であったとのことです。
小学生の頃はとても活発でやんちゃだったそうです。
中学校の時から絵が上手で、同級生が一弥少年の書いた絵をトレカが如く集めていたんだとか。子供の頃、親から買ってもらったホワイトボードに書いては消し書いては消しと、ずっとハレンチ学園の十兵衛ちゃんの絵を描いてたんだそうです。
高校は富山県立高岡工芸高等学校デザイン科に進学し、バンドと執筆に熱中する事に。この頃に将来まつもと泉として一緒に活動する事になる友人と親密に付き合うこととなります。皆さんご存じかと思いますが、当初まつもと泉とはこの2人のコンビ名で、オレンジ☆ロード連載のちょっと前まで2人で漫画を描いていたそうです。また、この頃先輩にドラムを叩き込まれ、将来はバンドマンなりたいと上京する事になります。このころ入っていたバンドの本拠地であるライブハウスに時々やってくる『ダディ竹千代&東京おとぼけCATS』というバンドの女性ボーカルがお気に入りで、よくその話を友人にしていたそうですが、そのお方のお名前が『まどか』だそうです。追記:まどかさんは準構成員だったようです。
高校卒業後上京し、上述の友人の隣のアパートに住み、各々自分の道を進もうとしますが、ドラムの腕はあるものの譜面が読めないことやなかなかオーディションに受からないことでバンドマンは挫折。新聞の長者番付で鳥山明先生を見つけ、マンガって稼げるんだ!とかなり不純な動機でその友人をさそい、2人で漫画家の道を目指すようになります。ジャンプの新人編集者だった高橋俊晶氏に認められ、フレッシュジャンプ賞の佳作を受賞。短編や穴埋め、挿絵などの仕事をこなしますが、当時ギャグマンガ家を目指いていた2人、なかなか人気が出ません。当然収入もままならない状況と、2人の漫画家と担当者、立ち位置的にこの3人のうちその友人が自分の存在に疑問を持ち、漫画から離れることを決意します。ほどなく、一弥先生のきまぐれオレンジ☆ロードの連載がスタートしました。因みに一弥先生のふるさとの高岡古城公園が100段階段のモデルだとか。その後のことは皆さんもよくご存じでしょう。
しかし、先述した事故による後遺症が次第に先生を蝕みます。オレンジ☆ロードの連載中、半年ほどの休載がありましたが、結婚がうまくいかなかったりとか、体調不良とか、やる気の問題とかいろいろあったんだと思いますが、一番の原因はそのころから脳脊髄液減少症※2の症状が出始めていたのではないでしょうか。また関係があるのかないのか不明ですが、その後も肥大型心筋症や椎間板ヘルニア、環状紅斑、足の骨折などのけが、病気をし、手術を重ねます。心臓の方は高校生のころから何かしらの症状があったようですね。判明したのは1999年のようですが。しかし一番厄介だったのが脳脊髄液減少症で、まず重篤な症状が出だして病名が判明するまでに5年。その間いわゆる不定愁訴に悩まされ、仕事にならない状況が続きます。原因が分からないのは本当につらかったと思います。2004年に何とか病名が確定し、その後ブラッドパッチ療法という治療法も開発され、一時は元の状態にまで戻るくらい回復し、新連載に向けての準備や大学からの講義依頼等々に邁進していた矢先、車を運転中にタクシーに追突され症状が悪化します。そして車をやめて電車移動にしたところ、今度は駅の階段で転び再発(2012年)。それだけでは済まず、今度は電車に駆け込んできた大男に追突され(2016年)、これまでにないほど症状が悪化することとなります。神様は一体何をしているんでしょうか!?心臓の方もカテーテルアブレーション手術を行ったり、体に負担となっていたことは間違いなく、結局2016年のできごと以降は体調が完全に戻ることはなく、2020年10月6日にこの世を去りました。
なんという運命か。
わたしがオレンジ☆ロードから離れていた30数年を全て振り返ることは流石にできず、もっともっと伝えねばならないことも沢山あると思います。例えばマンガの電子化にいち早く取り組んでcomic-onを創刊させたり、自身の病気の啓発活動を精力的に行なったり。そのほかにも沢山の功績を残して下さったまつもと泉先生に感謝と尊敬を感じずにはいられません。そして多くの才能を持ちながらも、それを十分に発揮できずに志半ばで亡くなった事、度重なる不運に最後は打ち勝てなかった事、本当に無念でなりません。
という事で、書き始めるとなかなか中途半端な事は書けないですね😅故人とはいえ、間違ったことを書くわけにはいかず、結局かなり調べ調べで書き上げました。もし何か間違い、修正や加筆すべきことがあればコメントいただければと思います。
とゆー事で、次回はコミックス第4巻です。秀ちゃんとの関係が明らかに⁉️それでは👋
参考資料
※https://m.youtube.com/watch?v=YhWEg7VewrQ
※http://www.comic-on.co.jp/nikki/nikki.html
※金色のミラージュファン
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