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きまぐれオレンジ⭐︎ロード まどかの心を中心にどこよりも深く解説

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春日家の超能力設定について

どーも、きょーすけです。ありがたいことに最近ブログにコメントをいただくようになり、せっせとお返事を書いております。ただ、はてなブログって返信機能ないんですかね❓いただいたコメ主に届いているのかなと心配になります🤔

 

さて、今回はそんなコメントからリクエストをいただいたので、その内容になります。以下コメントを転載します。

 

ネットで漫画の感想を漁る中でこのブログに辿り着き、漫画への理解にとても参考になっており、感謝しております。まつもと泉先生への厚い感謝と漫画に対しての敬意を捧げる上で、是非ご意見を拝見したい要素がございます。というのも、もちろん漫画は面白くて大好きなのですが、浅い自分には、漫画の中で三角関係や恋愛模様を楽しむ上で恭介の超能力設定の必要性があまり感じられず、コメディとしては良いのですが、「別に超能力でなくても」や「恋愛の駆け引きや展開上必要?」と思う事が多々あり、超能力設定がなければもっと綺麗に纏まったのではと傲慢にも思ったことさえあります。三角関係を描く青春ラブコメという物語上において、はたして春日家の超能力設定の必要性と有無について、どのようなお考えをお持ちか興味があります。もしお時間が許すのでしたら是非一つ記事があればと思います 

 

というものでした。とゆーことで、春日家の超能力設定に関して、自分の知っていることと、自分の考えを書きたいと思います。

 

①超能力設定の起源

漫画を描くうえで、読まれるための必要な要素として、"魅力的である"ことがあげられると思います。その魅力の一つとして、もちろん絵柄だったりキャラクターだったりもありますが、一番大切なものとして、設定がしっかりしていること、そして斬新だったり興味をそそられるものであることだと思います。その中で主人公が超能力を持っていることを選んだまつもと先生。その理由が先生の公式ファンブックに記載してあります。

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先生自身がこのゼナ・ヘンダーソンのピープルシリーズを参考にして描くと面白いのではないか、と考えてこの設定を採用したのでしょう。因みに自分も読んでみようとAmazonで1冊購入してみましたが、文章が難しくて途中で断念してしまいました💦

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先生がSF好きだったこと、その中でこのピープルシリーズに出会ったことでオレンジ☆ロードの超能力設定が出来上がったわけです。もちろん主人公の個性、特徴として何か別の要素でも良かったのかもしれませんが、先生がこれを選んだということになります。

 

②超能力の役割

多くの場合、超能力があるとそれを使って戦ったり、世界を守ったり、逆に悪用したりと、物語の舞台を大きく設定する傾向にあると思います。しかしオレンジ☆ロードでは日常のちょっとした出来事の起点になったり、解決法になったり、オチになったりと、超能力をメインに話が進むことはあまりありません。それは先生の中でそんなに大それたことができるほどの能力ではない、という設定があったのでしょう。それによって、大した能力でもないから無くてもよかったのでは❓という考えになるのかもしれませんが、要所要所でしっかり活躍してると思います。岩を砕いてまどかを助けたり、タイムスリップで過去に行ったりなど、枚挙に暇がありません。確認したところ、何かしら超能力が発動された回は156話中100話。これだけ出てきているものを無しで話を進めるのはもはや別作品を作るに等しいように感じます。

 

③超能力の意味

超能力を持っている春日家ですが、その力を悪用したり、私利私欲のために使ったり、そういう場面は少ないと思います。掛け持ちデートやロボット恭ちゃんの回など、もちろんなくはないんですが😅例えば透視能力。1度ずつまどかとひかるちゃんの裸を見てしまいますが、これは偶然の産物。それ以降、味をしめて繰り返すことはせず、悪用することはありませんでした。またおじーちゃんに連れられて6年前にタイムスリップした時も超能力は使えず、自らの体を呈してまどかを助けました。そして最終エピソードでも超能力は出てこず、大団円を迎えました。つまり何が言いたいかというと、超能力はそれを利用して物語を面白く仕上げるための一つの要素でしかないということです。そしてもう一つ、個人的に重要だと考えていることがあります。それは、そんな特殊な能力は時として人を変えてしまうものですが、春日家においては決してその能力に溺れることなく生きている、つまり人格に悪影響を及ぼしていない、というか悪魔の誘惑に打ち勝っているとさえ言えると思うのです。例えば高身長で二枚目、スポーツもできて明るい男性はきっと相当にモテるでしょう。しかしそれでも一人の人をずっと愛し続け、人を裏切らず、誘惑にも負けず、清く正しく生きていくのは相当な精神力が必要ではないでしょうか❓(偏見❓😅)超能力を持つということは、これと似た境遇とも考えられるわけです。あんなこともこんなこともできてしまう、しかしそれは良くないこと。超能力を使って良いものかどうか、あらゆる場面でそんな判断を迫られることになるわけです。そういう意味で自分は、超能力を持っていながらもまっとうに生きているきょーすけたちに、畏敬の念さえ感じるのです。きっと父親の教育がよほどよかったんでしょう。つまり超能力はきょーすけたちへの単なるブーストではなく、足枷であり誘惑なんです。多少胡坐をかいているところもありましたが・・・😅。ご自身にきょーすけのような超能力があったら、と考えてみてください。きっと冷静ではいられなくなるでしょう。ふとした瞬間にも無意識に超能力を使ってしまうのでは無いでしょか。つまり、自分の解釈としては恭介の人間性をより高いところに引き上げる要素になっていると考えられるのです。

 

④三角関係への影響

物語の始めに、バスケのゴールにロングシュートを決めたきょーすけを見たひかるちゃんがきょーすけに恋に落ちます。もちろん超能力を使ったシュート。超能力を個性と捉えるならそれでOKなんですが、きょーすけ自身は超能力は特別なものという認識。その証拠にまどかの前でのシュートは超能力を使わなかったのです。ありのままの自分を見せたいと。しかし、期せずしてひかるちゃんには見られてしまった。そしてそのせいでひかるちゃんに惚れられてしまった。最後まできょーすけにそのことは知らされませんが、ある意味ひかるちゃんは誤解からきょーすけを好きになってしまいます。

一方まどかは小5~6の春休みにタイムスリップしてきたきょーすけに出会い、ファーストキスを捧げます。きっかけはおじーちゃんによるタイムスリップですが、その間は超能力は使えず、いろいろなやり取りの中、きょーすけの人間性を見て好きになるのです。そして3年後に別人として再会し、大切な麦わら帽子をあげることになります。

その後、数々のエピソードを繰り返しますが、その中でまどかの気持ちを引き寄せた出来事が51回、逆にゲンメツされたことが47回ありました(きょーすけ調べ)。そして気持ちを引き寄せた出来事のなかで、超能力を使った出来事は6回でした。(禁じられた恋の島、恭介くん変身す、雪夜のふたり、デンジャラス・ビーチ、逃げろや逃げろ、石像に祈りを)まあ割と決定的な出来事ではありますが、意外に少ないですよね❓内訳をみるとほとんどが身体的な危機を回避するために最終手段として超能力を使ったようです。これをどう捉えるか。因みにひかるちゃんに関しては好感度upが22回、downが5回、upのうち超能力絡みが3回という感じでした。そしてそのうちの最初の1回目が体育館でのロングシュートだったわけです。

つまるところ、超能力がひかるちゃんを惹きつけ、これが三角関係の起点となった。そう考えると、ここでも超能力が仕事をした事になります。

 

⑤超能力が不要と考える理由

個人的には超能力が不要、もしくは無くてもいいのでは❓という考えには、正直言うと賛同できません。が、そう考える方にはそれなりの理由があるはずです。わざわざ超能力設定を否定するということは、必要がないのではなく、あると困る、と考えているということなのだと解釈しました。そしてその理由を憶測でしかありませんが考えてみました。

1.オカルトな超能力が使える主人公には感情移入しにくい

 

2.”雪夜のふたり”や”逃げろや逃げろ”など、普通では考えられないようなことが起きたにもかかわらず、まどかがそれを深く追求しないことに違和感を感じる

 

3.超能力を使って掛け持ちデートをしたり、催眠術にかかったふりをしてまどかを追い詰めたきょーすけが許せない

 

4.まどかに好かれたのは超能力のおかげで、チート能力でだましていると感じる

 

というようなことが考えられます。済みません、ほかには浮かびませんでした😅それでは上記理由に関して考察してみましょう。

 

1.これはどうしようもありません。自分と全く同じ主人公などおそらく存在せず、ある程度ファンタジーの世界として許容できないとどんな作品でも入り込めないでしょう。まあ超能力を持った主人公では無理、ということであればハナから読んでないとは思いますが😅

 

2.確かに、一見キレイに纏められていたり簡単な言葉で流している部分ではあります。実際にはまどかの頭の中は???でしょう。終盤の”逃げろや逃げろ”では、すでに何かしら気付いている、もしくは疑っている可能性はありますね。でもそれを深く追求しないのはまどかのキャパの広さと解釈しています。きょーすけのおかげで助かった、その事実を大切にし、経緯や方法はあえて追求しない。問い詰めたところで明るい未来は望めません。ごまされるか、何か良くない事を聞かされる事だってあります。そんな事でせっかく助けてくれたきょーすけを困らせたり関係が悪くなるくらいなら、起こった出来事、助かった命を喜んだ方が幸せだと考えたわけですね。これはあくまで自分の考えなので、正解は分かりません。ただ、そう考えると幸せかなと思うのです☺️

 

3.確かに。その通りです。ちょっと悪さが過ぎます。掛け持ちデートはなんだかんだバレたことはないので、陰でこそこそ悪さをしていた事実だけが残り、言ってみればまどかへの裏切りとも取れます。それが許せないと言われれば素直に認めるしかありません。またロボット恭ちゃんに関してはもっとタチが悪く、まどかのヌードを撮るとシミーズ姿のまどかを追いかけまわします。あれは流石にやり過ぎで、ワタシとしても擁護の言葉もありません。若気の至りのイタズラでは許されない、度を超えた悪事に個人的にも憤りを感じました😡ただ、超能力を利用してはいるものの、超能力そのものを使った悪事では無い、ということは申し添えておきます。

 

4.確かに、超能力はチートです。現実的にはスプーンを曲げるとか、念写する、止まった時計を動かすくらいしか見たことはありません😅これも怪しいですが。そんなチート能力を使ってまどかを落としたんじゃ納得できない❗️というのは確かに理解できます。ただ実際はどうでしょう❓まどかを振り向かせるために超能力を使ったシーンは、実はただの1度もありません。まどかを守るために止むに止まれず使った超能力、それが結果的にまどかの気持ちをグッと引き寄せた。それはもちろんあります。ただ、それは決して計算されたものでは無く、その場その場で必要に駆られて発揮した力なのです。それでもやはり納得できないという事であれば、いっそ超能力なんか無い方が、という考えも理解はできます。ただ、もう一つ自分が重要なものとして考えるのは、まどかの気持ちです。"夏のフィナーレ"の最後で

同じ春日くんだもん… どっちでもいーよ

というセリフがあります。どこまでリアルにイメージしていたかは定かではありませんが、たとえ超能力者であったとしても、そんなことはまどかにとっては取るに足らないことなんでしょう。昨日今日手に入れた能力ということであれば話は別ですが、これまでの3年半見てきた恭介の人間像が、そんな特殊能力に溺れるような男ではなく、人として十分受け入れられる、いやむしろまどかにとって魅力的なものに映っていた。超能力をひっくるめてきょーすけを愛していたということでしょう。(どこかできーたよーな?)まどかにとって、きょーすけの超能力は単に一つの個性であり、特技の一つというくらいの認識だったのかもしれません。そしてまどかが納得して受け入れられるのであれば、自分としてはそれはOKであり、これまでの経緯(きょーすけの行動やまどかの反応)を考えれば、違和感なく受け入れられると考えています。

 

さて、それではここで、超能力無しで物語を成立させることができるのかを考えてみたいと思います。まず三角関係を成立させるためにどうしても必要なのは、まどかとひかるちゃんにきょーすけに惚れさせること。きっかけはひかるちゃんは単純にかっこいいところを見せさえすればいいので、何かの偶然でかっこいいことろを見せれればOKなので何とかなりそう。まどかの方は、やはりタイムスリップの要素は欲しいところ。ちょっと不思議な世界観で例えば夢オチと見せかけて本当にタイムスリップしていたとか、物語全体にちょっとずつそういう要素を入れておけば、超能力でなくとも何とか成立するでしょうか❓ただ、様々なピンチを乗り切るのに普段ちょっと頼りないきょーすけに大役を任せるのはどうも無理がある様な気はします。いろんな偶然が重ならないとピンチを切り抜けるのは難しい。むしろその方が違和感を感じるかも知れません。逆にまどかに助けられるくらいが本当にあり得ることのよーな気がしますね😅。

 

とゆーことで、超能力がないと成立しないことはないけれども、より良いものになるイメージは残念ながら湧かないかなというのが個人的な感想です。まあ私の想像力が足りてないだけですが💦まつもと先生の超能力設定がいろんな心に残るエピソードを産んだ、そのことに感謝したいですね。

 

さて、ここまで書いてきて、個人的に少し考えた点があります。それは6年前にタイムスリップした時、きょーすけは超能力を使えませんでした。そしてその理由が語られることはありませんでした。なぜ超能力が使えなかったのか、というのは正直適切な理由が見当たりません。同じ瞬間に同じ人間が2人存在していたから❓過去に行くと超能力は使えなくなる❓それも特に説得力はありません。あるとすれば、過去で変な事をしないよーにおじーちゃんが超能力を封じていた、ということくらい。しかし超能力が無くたって未来に影響を与える事なんて簡単です。むしろ置いてきたきょーすけが困らないように、超能力くらい使える様にしてあげた方が良い様にも思います。(いや実は何もしないように、はぐれる前にタイムスリップすればよかっただけなんですけどね💦)なんて色々考えてしまいますが、まぁそんな事が言いたかったわけでは無く、なぜまつもと先生がそういう設定にしたのか、という事です。まどかが木から落ちそうになって、超能力で助けようとした。しかし超能力が使えず、結局自身が下敷きになって身を呈してまどかを守った。それはつまり、まどかの命を救ったのは、特殊能力なんかでは無い、きょーすけの素の力なのだと、まつもと先生はそういう事にしたかったのでは無いかと思うのです。まつもと先生自身、超能力をチート能力と考えていたのでしょう。特に最初の方はあえて使わない場面が何度かありましたから。だからこそ、この重要な局面で恭介に超能力を使わせなかった、そんなふうに考えることもできるかなと思います。

きょーすけに超能力を持たせたまつもと先生。しかしその超能力が暴走して、まどかがきょーすけの超能力を好きになってしまわない様に、巧みにコントロールしていたのでは無いでしょうか。ヒロインであるまどかが主人公であるきょーすけの事を好きになるのは自明の理。ただ、では何で好きになったのか、どこに魅力を感じたのか、それは作品への没入感を高める為には非常に重要な部分になります。その部分が、ひかるちゃんはきょーすけの超能力がきっかけになった。でもまどかは違う。例えまどかで無くても、人が困っていれば手を差し伸べる、身を呈して助ける、そういう優しさと正義感に惚れたのだ、と言いたかったのでは無いでしょうか。

 

以上が、自分が考えるオレンジ☆ロードにおける超能力の意味になります。個人的には決して単なる味付けではない、大きな意味を持つものだったと考えています。もちろん、これがないと全く成立しないとは言いません。しかし、”きまぐれオレンジ☆ロード”という作品は超能力なくしては語れないもの、そう考えています。超能力がない方がいいということであればそれはすなわち、三角関係を描いたラブコメディーであったとしても、”きまぐれオレンジ☆ロード”ではないのではないでしょうか。

 

また長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。超能力があるがためにのめり込めない、違和感を感じる、というご意見は確かにあるかもしれません。それを否定するつもりはありません。ただ、超能力の意味を見つめなおすことで違う発見もあるのではないでしょうか。そしてイメージよりも恭介はちゃんとしています。まどかもちゃんと見ています。ひかるちゃんは・・・良い子です😅ということで、これからも”きまぐれオレンジ☆ロード”をよろしくお願いします。

 

まつもと泉先生に寄せて 2026年

(2024年3月のイラスト)

 

まつもと泉先生

 

今日は10月6日、先生がお亡くなりになり6年の月日が流れました。今更ではありますが、“きまぐれオレンジ☆ロード”という作品を、“鮎川まどか”を世に産み出してくれて、本当にありがとうございました。我々は今でもこの作品、このヒロインを愛してやみません。それはきっと、先生が命を削って描き上げた作品だからでしょう。ハードな週間連載、そして脳脊髄液減少症という重い病を患いながらも、必死に描き続けた3年半。途中の休載はそんな身体を癒すためにどうしても必要な休憩だったのでしょう。恭介、ひかる、まなみ、くるみ、隆、あかね、一弥、小松、八田、マスター、勇作、真一、さゆり、ひろみ、秀一、ゆかり、達郎・・・。それぞれに持つ個性と魅力と役割を描き分け、一つの作品としてしっかり完結させた先生。そして何より“まどか”という唯一無二の絶対的ヒロインを描き上げ、我々読者の理想像として40年を経過した今もなお愛され続ける人物として完成させたことは、先生の最大の功績であり、その創造力に尊敬と感謝の念が絶えません。

先生が創り出し、先生自身も惚れ込んだ“まどか”という存在、その人物像はきっとたくさんの人に認められ、そしてそれぞれの中でそれぞれのかたちで存在していることでしょう。たとえ想像の中、紙の上、画面の中だとしても、間違いなく存在したその“まどか”という人物を、いつまでも語り継いでいくことが、まつもと泉というこれまた唯一無二のアーティストの存在を証明することだと思っています。そしてその“まどか”の魅力を余すところなく感じてもらうこと、それが自分にできる唯一の先生に対する恩返しではないかと思うのです。

10人の読者がいれば10人の“まどか”がいる。しかしその全てに共通するのは、美貌と才能を併せ持ちながらも決して驕らず、辛い境遇でも自分を犠牲にできる優しさと強さを持った女性、ということではないでしょうか。それを表現できていない、原作から派生した媒体もありますが、それはまた別のお話。先生の作り上げた“まどか”を、皆は愛しているのです。先生の早逝は本当に残念なことでした。しかし、先生の作品は決してなくなりません。そのことをお伝えしたく筆を取りました。天国の先生が、ご自身の産み出した子どもたちと一緒に楽しく過ごしていることを想像しながら、これからも同志の方々とこの作品、そして“まどか”のことを発信し、盛り上げて行ければと思っています。勝手なことを呟くその辺に転がっている一ファンの戯言ではありますが、どうか先生、気を悪くなさらず、これからもどうぞよろしくお願いします🙇‍♂️

 

六年前のその後・・・

こんにちは、きょーすけです。

久々の更新ですが、今回は作中最大のイベントストーリである”想い出の樹の下で・・・”に関する内容になります。

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この章の最終話”そしてダ・カーポ”できょーすけは樹に書置きだけを残して元の時間に帰るわけですが、自分としては残されたまどかちゃんのことがいたたまれず、ずっともやもやしておりました。やっと見つけた友達、いや初恋の相手に置いて行かれた小学校6年生の女の子の気持ちはいかばかりだったのか、またまどかちゃんが不良になってしまったのも、この辺が要因の一つだったのではないか。そんな想像をしているうちに、自分で描いてみようと思い立ってしまったのです💦。しかし高校時分に一度漫画を描きかけて、ほんの2ページくらいで断念した記憶が蘇ります。その時は確からんまに触発されておんなじよーな拳法少年を主人公に、高校生活を描いてみようとした記憶。結局登場シーンでお蔵入りとなりました😅今となっては実家も消滅しているのできっと灰になってしまったと思われますが・・・。

まあそんな話は良いとして、まずはあの想い出の樹に彫られた書置きを見たまどかちゃんの反応を想像し、ほんの数ページですが描いてみました。よろしければご覧ください。

因みに構想から描き上げるのに約半年を要しました😅気が向いたときしか進めてなかったせいですが。そんなわけで続きがあるかどうかはわかりませんが、もし、万が一、続きが見たいという方がいらっしゃればコメントください。頑張ってみます😤それではどーぞ。

 

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傷心のひかる 追いかけて冬海岸について

ご無沙汰しています、きょーすけです。

さて久々の更新ですが、今回何を書くかというと、実は最近Xのフォロワーさんと会う機会があって、アニメ第43話『傷心のひかる 追いかけて冬海岸』の話になり、ちょっと解釈の齟齬がある気がしたので、私なりの解釈を書いてみようと思った次第です。

 

まず、他の回と比べてちょっと異質なこのお話、雰囲気も重く、セリフも少なくて解釈が難しい。ざっくり言うと、ゆかりときょーすけの浮気疑惑でひかるちゃんが「大嫌い!」と飛び出し、なぜか嘘をつくきょーすけに皆も疑惑の目を向けた。しかし、きょーすけの必死な姿をイメージとして見たひかるちゃんはきょーすけを許すことに。一方ゆかりから話を聞いていたまどかは、きょーすけの嘘に不信感を感じていたものの、最後にはきょーすけを信じて、また3人仲良しに戻る、というお話である。まあこれでは良く分からないと思うので、詳細+私なりの解釈も書いておこう。

 

まず、ひかるちゃんと一弥が勝手にミュージックフェスに参加申し込みをし、嫌々ながらも恭介もドラムとして参加することになる。

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バンドといえば秀ちゃん(秀一)、ということで最初は秀一のバンドと一緒に練習をするが、そこに秀一の彼女であり、ボーカルでもあるゆかりの姿はない。どうやら秀一と喧嘩中なのだ。遅れて登場したゆかりは秀一を廊下に連れ出し、そこで平手打ちを食らわせる。一弥の好奇心からその現場を目撃した恭介は、そのことがずっと気にかかっているようだ。その日の帰り、夜も更けた道端で、公衆電話で話をしていたゆかりと偶然遭遇する。どういういきさつかは不明ながらも、ゆかりの心中を心配するきょーすけはゆかりの家にお邪魔し、お酒を飲みながらテレビを見て時間を過ごした。おそらく慰めのつもりだろう。ただ、公衆電話で話をしていたゆかりは、涙を流しながら

ごめん  分かった・・・

と穏やかに話していた。相手はおそらく秀一ではないか。

気付くと服のはだけた状態で布団の上で眠ってしまっていたきょーすけ。

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ゆかりはというと、シャワーを浴びている。覗こうというつもりではなかったであろうが、浴室に歩を進めたきょーすけがドアノブに手をかけよーとしたその時、ちょうどバスタオル一枚のゆかりが出てきた。慌てて服を持ってゆかりの部屋を飛び出したきょーすけ。結果朝帰りとなり、妹たちに咎められたのである。

おそらく帰ってこないきょーすけを心配し、あちこちに電話をしていたであろう妹たち。朝帰りしたことを聞いたひかるちゃんはきょーすけに何をしていたのか問いただすと、ドラムの練習をしていたと嘘をつくことに。しかしテレパスの一弥がきょーすけの心を覗き、くるみの懐柔策で実はゆかりと一緒だったことがばれる。嘘をついていたこと、ゆかりとナニをしていたのか❓ときょーすけを信用できなくなり走り去っていくひかるちゃん。まどかや小松に八田、さらには勇作まで登場し責められるきょーすけ。

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もちろん何もしてないと言うきょーすけだが、そこには必死さが感じられず、誰も信用してはくれない。ひかるちゃんを探そうと皆が去り、まどかと2人きりになると、勇作に殴られた腹いせか、

最初からこんなバンド やらない方がよかったんだ

と吐き捨てるきょーすけ。そんなきょーすけの言動に我慢ならなくなったまどかはきょーすけに平手打ちを見舞うのである。

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きょーすけの嘘がすべての元凶であるにも関わらず、フェスへの参加を強引に決めたひかるちゃんに全てなすりつけようとしたきょーすけに腹が立ったのだろう。そしてその嘘はきょーすけへの信頼を揺るがし、何を信じたらいいかも分からなくなってしまったのではないだろうか。実はまどかはゆかりから話を聞いていたのである。秀一と仲直りしたこと、そして昨晩きょーすけに慰められたことを感謝を込めて伝えていたのだ。何を隠す必要があるのか⁉️ひょっとしてそれ以上のことがあったのか⁉️疑心暗鬼になるのも当然だろう。

冗談きついよ

その一言しかしゃべらないきょーすけ。そこに姿を表す一弥はひかるちゃんが大変だと伝え、3人で恐らくひかるちゃんが向かったであろうフェスが開催される海辺に走り始める。しかしすぐに足を止めたきょーすけは、スタジオに戻り、バチを握りしめる。嘘をついたことを悔いるきょーすけは、ただ単に追いかけて言い訳をするよりも、フェスに向けて真剣に取り組む姿を見せることが大事だと考えたのだろう。恐らくは能力を使い、必死にドラムを叩く自身の姿を念として送ったきょーすけ。フェスの会場でそのイメージを受け取ったひかるちゃんは、自分のわがままに対し必死に頑張るきょーすけの姿に涙を流し、きょーすけを許せる気持ちになったのである。そこに現れたきょーすけに、”あなたの言ったことを信じる”と伝えたひかるちゃん。たとえそれが嘘だと分かっていても信じる。それほどまでにきょーすけのことを好きだと伝えたかったのだろう。ひかるちゃんに自分の思いが伝わったことに安どするきょーすけ。しかしもう1人、弁明をしなければいけないひとがいる、そう、まどかだ。やはりまだ納得できていないまどかに、嘘の理由を説明するきょーすけ。

やっぱオレ、はっきりしなかったから

少し重い空気を振り払うように明るくしゃべり始めるひかるちゃんに、ホントにもう納得できたのか確認するまどか。そんなまどかにあっかんべーをして

平気です❗️

と答えるひかるちゃん。昨晩ドラムの練習をしていたというのは嘘、ということはもちろんわかっているひかるちゃんは、あっかんべーでそれを伝え、それでもきょーすけを信じ、許したんだと言いたかったのだろう。それに対し、まだもやもやが晴れないまどかであったが、きょーすけに手を取られ、笑顔を向けられたことで、きょーすけ自身のもやもやも晴れたことを知り、もう隠し事がないことが分かったまどかは、笑顔でひかるちゃんのもとへ駆け寄ったのである。

 

これが本編のあらすじに私なりの解釈を加えた解説である。ここまで書くと、解釈の齟齬とは何ぞや❓となると思うが、この話の一番の焦点は、実際きょーすけとゆかりはチョメチョメをしたのか⁉️というところである。構成もそのあたりが曖昧に描かれており、どちらとも取れる内容になっている。事実、童貞喪失と書いてあるこちらの記事もある。

www.style.fm

 

しかし私はそうは思わない。その理由をいくつか書き綴ってみたいと思う。

  1. 目を覚ました時のきょーすけの服装が微妙だ。左足は僅かにジーンズに入っていて、下着は履いている。眠るのに窮屈なジーンズを脱ぎ、シャツのボタンを外しただけのように見える。f:id:kyosuke-madoka:20260625161906j:imagef:id:kyosuke-madoka:20260625161912j:imageただこれだけではまだ微妙だ。行為の後下着を履いた可能性もあるし、下着の隙間や、社会の窓からやれないことはない。
  2. ゆかりはきょーすけと会った時の電話でおそらく秀一とすでに仲直りしていたと思われる。翌朝すぐに秀一と仲良く会っていた事でも恐らく間違いないだろう。ならば本来きょーすけを部屋に入れる事もないのだが…。きょーすけの優しさを無碍にできないというゆかりの優しさなのか🤔いずれにしても、きょーすけとやる理由が既に無くなっているのではないか。
  3. ゆかりがまどかに伝えた言葉は純粋な感謝である。嘘をついていなければ・・・。
  4. 「やっぱオレ、はっきりしなかったから」という言葉。これがきょーすけが嘘をついた理由。明らかに納得がいっていないまどかへの弁解の言葉だ。では一体何がはっきりしなかったのか❓それは”ゆかりとチョメチョメしてしまったのかどうか“であろう。酒に酔い、気付けば半裸で寝ていた自分。ゆかりはというとシャワーを浴びている。あたかも事後であるかのように。記憶は全くないものの、やってないという確証もない。万が一ゆかりから迫られれば、それを断る自信もないきょーすけ。ゆかりの寂しさを紛らわすためにやってしまったのか、どうなのか…。そこがはっきりしなかったがために嘘をついた。やってないはず、だけど自信がない。あのきょーすけの、必死さの無い苛立ちだけが前面に出た反論の理由は、自信の無さの表れだったのだろう。しかし、ゆかりの話を聞いてやっぱりやってないと分かり、冤罪によって殴られ白い目で見られたことに「冗談きついよ」という発言が出たのだろう。もっと言えば、きょーすけが嘘をついたもう一つの理由として、男を部屋に入れ、朝まで一緒にいた事を喋っては、ゆかりに迷惑がかかると思ったのかもしれない。まどかからゆかりの伝言を聞いた時のきょーすけの心の声、「結局バカを見たのはオレってことで」という言葉は、ゆかりを慰め、嘘までついて守ったつもりが、当の本人はあっさり寄りを戻し、自分だけがバカを見た、という事ではないか。

 

そうは言っても嘘をついた事は罪であり、それによって傷ついた人がいた。きょーすけの必死のドラムは、”嘘”に対しての懺悔であり、ひかるちゃんを苦しめたことに対する後悔と反省によるものと捉えることができるであろう。これで殆どの辻褄は合うのではないか。

 

色んな誘惑に負けてしまうきょーすけではあるが、これまでまどかの目を気にしてひかるちゃんとのキスすらも躊躇っていた。つまりキスですら許せないまどかの心中を考えれば、ゆかりとの行為を許せるとは到底思えない。最終的には3人笑ってフェスに参加している以上、少なくともまどかはきょーすけの潔白を信じたと考えるのが妥当だろう。であれば、もし本当にやってしまったのであれば、きょーすけが嘘を突き通したという事になる。しかし、この男はそんな男だろうか❓すぐに綻びが出てしまうはずである。

ただ、一つだけあるとすれば、ゆかりが嘘をついているという可能性だ。喧嘩の原因が秀一の浮気であるならば、秀一への仕返しとしてきょーすけの身体を利用した、自分の心の平穏を保つために。そしてそれは自分の中だけに留める事を決めた、という筋書きだ。きょーすけはゆかりの言葉に潔白を確信したわけだが、実はその言葉が嘘であったという事だ。そうであるならばゆかりは相当な女優であるが、きょーすけに記憶があれば秀一にバレる可能性があり、結局秀一と別れるハメになるリスクを伴う。またまどかへの後ろめたさも抱える事になるだろう。結局、秀一と電話で仲直りしていたと思われる状況から、この線は“ほぼ”無いと思われる。

それともう一つ、きょーすけの不貞を許さない勢力がある。そう、それは私も含めたファン及び視聴者だ。まどかという絶対的なヒロインを射止めるであろう主人公であるきょーすけに、その様な不実は許されない。それではファンは離れていくのだ。圧倒的にスペック不足のきょーすけがまどかと結ばれるためには、超能力というたまたま与えられた特殊能力ではなく、まどかが認める人としての魅力が必要なのである。それは広く受け入れられる顔面偏差値や運動能力、そして明晰な頭脳ではないことはそれまでの話で散々触れられている。つまり、まどかはきょーすけのその内面に魅かれているのだ。その1番大切な部分が損なわれたとなれば、まどかはきょーすけから離れてしまうはずである。そして、それは即ち三角関係の破綻であり、オレンジ☆ロードという物語の終焉であろう。だがしかし、これはただのファンの願望でしかない。曖昧に仕上げ、心の中ではスキャンダルを乗り切った主人公を描きたかったという脚本家の狙いがあったと言われればそれまでだ。我々にはどうしようもない、手の届かないものである。願わくば、“大女優ゆかり”という設定だけは勘弁してもらいたいものである。

以上の事から、きょーすけはゆかりと“チョメチョメしていなかった“と考えるのが妥当だろう。僅かばかりの可能性を残して…。

 

しかし、秀一とゆかりは何で喧嘩をしていたのだろうか❓秀一が一方的に悪い様に感じるが、ゆかりも涙を流しながら“ごめん”と謝っている。単に構ってくれない秀一にイライラを募らせただけなのか、何か約束を破ったのか、浮気の疑いがあったのか。いずれにしても、ゆかりが自分から電話をかけ、謝ったのであれば何かの誤解だったのだろう。もし浮気だったとすれば、また“大女優ゆかり”の線が強くなってしまうので勘弁願いたいところだ。

 

それとは別に、この回の映像、特に終盤の演出はとても幻想的であり、私なんかには到底理解が追いつかないものである。特にドラムセットが砂浜に投げ出される光景はある種異様であり、それを何事もなかったかのように物語が進んでいくところも、浮世離れした雰囲気を醸し出している。こういう演出を考える森川滋氏のセンスは凄い。それはもう私の口の出せる範疇を超えていると感じる。純粋に褒めているつもりだ。その中で、ひかるちゃんが受け取ったイメージ、きょーすけが必死にドラムの練習をするイメージと共に現れる水滴の意味は何だったのか❓それはきっときょーすけの汗や涙だ。自分のわがままに付き合ってくれるきょーすけ。自分の見ていないところで必死に練習し、思いつきで始めた事に真剣に向き合ってくれる姿。その真剣さの表れである汗。そして嘘をついた事で心配をかけたひかるちゃんへの謝罪の涙。必死に練習をする映像と共に落ちる水滴にきょーすけの必死さを見た、それを表したものではないか、そう思っている。違ったらすまぬ。

しかし、くるみの“まどかさんとエッチしてたんだ”というツッコミは、原作のくるみのキャラからすると甚だ“らしく無い”ものではあるが、非常に重要で、きょーすけを焦らせるために、また視聴者をそういう方向へ誘導するために言わせたのであろう。アニメではくるみも色恋沙汰にも興味がある様に描かれてはいるが。

 

最後に、再度見返してみて、私はこの作品は嫌いでは無いと思った。終始重苦しい雰囲気で進み、これまでの話とは明らかに一線を画す仕上がりではあるものの、違和感を通り越してもはや別作品と思えば、主要キャラクターの性格をしっかり踏襲した構成に不満はない。ちょっと一弥だけはいただけないが。

 

以上がこの話に対して私が思うところである。疑問に思う方は、以上の点を踏まえてもう一度この回を見直していただければと思う。もし間違っているということがあればコメントいただきたい。納得できればすぐに対応したいと思っている。

 

それではまた、いつになるか分からないが、何か思うところが出てきたら書き綴ると思う。その時にはまたお付き合い願いたい。

 

きまぐれオレンジロード 連載開始42周年

こんにちは、きょーすけです。

さて皆さん、”きまぐれオレンジ☆ロード”の連載が開始された日をご存じですか❓第1話が掲載されたのは1984年の15号、発行日は3月26日になっています。ただこれはあくまで発行日、実際の発売日はそれより少し前になります。つまり基本的には3月26日よりも前に世に出回り、皆さん目にしているということになります。ということは、オレンジ☆ロードが生まれたのが3月26日というのはおかしいですよね。ということで、数年前に調べ、3月13日が発売日だということを突き止めました。これはずいぶん前に、記念日をまとめた”ちょっとブレイク”でも取り上げましたので、よければこちらもご覧ください。もちろん、発売日よりも数日早く店頭に並ぶ地域もありますが、一応公式に3月13日発売とされているので、そこはご理解いただきたい💦

ということで、今年もその3月13日が迫ってまいりました。今回で個人的には4回目になりますが、オレンジ☆ロード生誕祭をX(旧Twitter)上で開催しようと思います!といってもただ”おめでとう”とポストするだけなんですけどね💦是非皆さんも、何かしらお持ちのグッズや書籍、イラスト、サインなどとともに、第42回生誕祭を盛り上げていただければと思います❗️当日はできる限り♡、リポストいたしますので、ぜひご参加ください。

以下私のXを貼っておきますね♪

https://x.com/kyosuke_madoka

当日アップ予定のイラストの経過なんかもポストしています。

f:id:kyosuke-madoka:20260301171045j:imageこんなの。

 

それでは、皆さんごきげんよう👋