ご無沙汰しています、きょーすけです。
さて久々の更新ですが、今回何を書くかというと、実は最近Xのフォロワーさんと会う機会があって、アニメ第43話『傷心のひかる 追いかけて冬海岸』の話になり、ちょっと解釈の齟齬がある気がしたので、私なりの解釈を書いてみようと思った次第です。
まず、他の回と比べてちょっと異質なこのお話、雰囲気も重く、セリフも少なくて解釈が難しい。ざっくり言うと、ゆかりときょーすけの浮気疑惑でひかるちゃんが「大嫌い!」と飛び出し、なぜか嘘をつくきょーすけに皆も疑惑の目を向けた。しかし、きょーすけの必死な姿をイメージとして見たひかるちゃんはきょーすけを許すことに。一方ゆかりから話を聞いていたまどかは、きょーすけの嘘に不信感を感じていたものの、最後にはきょーすけを信じて、また3人仲良しに戻る、というお話である。まあこれでは良く分からないと思うので、詳細+私なりの解釈も書いておこう。
まず、ひかるちゃんと一弥が勝手にミュージックフェスに参加申し込みをし、嫌々ながらも恭介もドラムとして参加することになる。

バンドといえば秀ちゃん(秀一)、ということで最初は秀一のバンドと一緒に練習をするが、そこに秀一の彼女であり、ボーカルでもあるゆかりの姿はない。どうやら秀一と喧嘩中なのだ。遅れて登場したゆかりは秀一を廊下に連れ出し、そこで平手打ちを食らわせる。一弥の好奇心からその現場を目撃した恭介は、そのことがずっと気にかかっているようだ。その日の帰り、夜も更けた道端で、公衆電話で話をしていたゆかりと偶然遭遇する。どういういきさつかは不明ながらも、ゆかりの心中を心配するきょーすけはゆかりの家にお邪魔し、お酒を飲みながらテレビを見て時間を過ごした。おそらく慰めのつもりだろう。ただ、公衆電話で話をしていたゆかりは、涙を流しながら
ごめん 分かった・・・
と穏やかに話していた。相手はおそらく秀一ではないか。
気付くと服のはだけた状態で布団の上で眠ってしまっていたきょーすけ。

ゆかりはというと、シャワーを浴びている。覗こうというつもりではなかったであろうが、浴室に歩を進めたきょーすけがドアノブに手をかけよーとしたその時、ちょうどバスタオル一枚のゆかりが出てきた。慌てて服を持ってゆかりの部屋を飛び出したきょーすけ。結果朝帰りとなり、妹たちに咎められたのである。
おそらく帰ってこないきょーすけを心配し、あちこちに電話をしていたであろう妹たち。朝帰りしたことを聞いたひかるちゃんはきょーすけに何をしていたのか問いただすと、ドラムの練習をしていたと嘘をつくことに。しかしテレパスの一弥がきょーすけの心を覗き、くるみの懐柔策で実はゆかりと一緒だったことがばれる。嘘をついていたこと、ゆかりとナニをしていたのか❓ときょーすけを信用できなくなり走り去っていくひかるちゃん。まどかや小松に八田、さらには勇作まで登場し責められるきょーすけ。

もちろん何もしてないと言うきょーすけだが、そこには必死さが感じられず、誰も信用してはくれない。ひかるちゃんを探そうと皆が去り、まどかと2人きりになると、勇作に殴られた腹いせか、
最初からこんなバンド やらない方がよかったんだ
と吐き捨てるきょーすけ。そんなきょーすけの言動に我慢ならなくなったまどかはきょーすけに平手打ちを見舞うのである。

きょーすけの嘘がすべての元凶であるにも関わらず、フェスへの参加を強引に決めたひかるちゃんに全てなすりつけようとしたきょーすけに腹が立ったのだろう。そしてその嘘はきょーすけへの信頼を揺るがし、何を信じたらいいかも分からなくなってしまったのではないだろうか。実はまどかはゆかりから話を聞いていたのである。秀一と仲直りしたこと、そして昨晩きょーすけに慰められたことを感謝を込めて伝えていたのだ。何を隠す必要があるのか⁉️ひょっとしてそれ以上のことがあったのか⁉️疑心暗鬼になるのも当然だろう。
冗談きついよ
その一言しかしゃべらないきょーすけ。そこに姿を表す一弥はひかるちゃんが大変だと伝え、3人で恐らくひかるちゃんが向かったであろうフェスが開催される海辺に走り始める。しかしすぐに足を止めたきょーすけは、スタジオに戻り、バチを握りしめる。嘘をついたことを悔いるきょーすけは、ただ単に追いかけて言い訳をするよりも、フェスに向けて真剣に取り組む姿を見せることが大事だと考えたのだろう。恐らくは能力を使い、必死にドラムを叩く自身の姿を送ったきょーすけ。フェスの会場でそのイメージを受け取ったひかるちゃんは、自分のわがままに対し必死に頑張るきょーすけの姿に涙を流し、きょーすけを許せる気持ちになったのである。そこに現れたきょーすけに、”あなたの言ったことを信じる”と伝えたひかるちゃん。たとえそれが嘘だと分かっていても信じる。それほどまでにきょーすけのことを好きだと伝えたかったのだろう。ひかるちゃんに自分の思いが伝わったことに安どするきょーすけ。しかしもう1人、弁明をしなければいけないひとがいる、そう、まどかだ。やはりまだ納得できていないまどかに、嘘の理由を説明するきょーすけ。
やっぱオレ、はっきりしなかったから
少し重い空気を振り払うように明るくしゃべり始めるひかるちゃんに、ホントにもう納得できたのか確認するまどか。そんなまどかにあっかんべーをして
平気です❗️
と答えるひかるちゃん。昨晩ドラムの練習をしていたというのは嘘、ということはもちろんわかっているひかるちゃんは、あっかんべーでそれを伝え、それでもきょーすけを信じ、許したんだと言いたかったのだろう。それに対し、まだもやもやが晴れないまどかであったが、きょーすけに手を取られ、笑顔を向けられたことで、きょーすけ自身のもやもやも晴れたことを知り、もう隠し事がないことが分かったまどかは、笑顔でひかるちゃんのもとへ駆け寄ったのである。
これが本編のあらすじに私なりの解釈を加えた解説である。ここまで書くと、解釈の齟齬とは何ぞや❓となると思うが、この話の一番の焦点は、実際きょーすけとゆかりはチョメチョメをしたのか⁉️というところである。構成もそのあたりが曖昧に描かれており、どちらとも取れる内容になっている。事実、童貞喪失と書いてあるこちらの記事もある。
しかし私はそうは思わない。その理由をいくつか書き綴ってみたいと思う。
- 目を覚ました時のきょーすけの服装が微妙だ。左足は僅かにジーンズに入っていて、下着は履いている。眠るのに窮屈なジーンズを脱ぎ、シャツのボタンを外しただけのように見える。

ただこれだけではまだ微妙だ。行為の後下着を履いた可能性もあるし、下着の隙間や、社会の窓からやれないことはない。 - ゆかりはきょーすけと会った時の電話でおそらく秀一とすでに仲直りしていたと思われる。翌朝すぐに秀一と仲良く会っていた事でも恐らく間違いないだろう。ならば本来きょーすけを部屋に入れる事もないのだが…。きょーすけの優しさを無碍にできないというゆかりの優しさなのか🤔いずれにしても、きょーすけとやる理由が既に無くなっているのではないか。
- ゆかりがまどかに伝えた言葉は純粋な感謝である。嘘をついていなければ・・・。
- 「やっぱオレ、はっきりしなかったから」という言葉。これがきょーすけが嘘をついた理由。明らかに納得がいっていないまどかへの弁解の言葉だ。では一体何がはっきりしなかったのか❓それは”ゆかりとチョメチョメしてしまったのかどうか“であろう。酒に酔い、気付けば半裸で寝ていた自分。ゆかりはというとシャワーを浴びている。あたかも事後であるかのように。記憶は全くないものの、やってないという確証もない。万が一ゆかりから迫られれば、それを断る自信もないきょーすけ。ゆかりの寂しさを紛らわすためにやってしまったのか、どうなのか…。そこがはっきりしなかったがために嘘をついた。やってないはず、だけど自信がない。あのきょーすけの、必死さの無い苛立ちだけが前面に出た反論の理由は、自信の無さの表れだったのだろう。しかし、ゆかりの話を聞いてやっぱりやってないと分かり、冤罪によって殴られ白い目で見られたことに「冗談きついよ」という発言が出たのだろう。もっと言えば、きょーすけが嘘をついたもう一つの理由として、男を部屋に入れ、朝まで一緒にいた事を喋っては、ゆかりに迷惑がかかると思ったのかもしれない。まどかからゆかりの伝言を聞いた時のきょーすけの心の声、「結局バカを見たのはオレってことで」という言葉は、ゆかりを慰め、嘘までついて守ったつもりが、当の本人はあっさり寄りを戻し、自分だけがバカを見た、という事でではないか。
そうは言っても嘘をついた事は罪であり、それによって傷ついた人がいた。きょーすけの必死のドラムは、”嘘”に対しての懺悔であり、ひかるちゃんを苦しめたことに対する後悔と反省によるものと捉えることができるであろう。これで殆どの辻褄は合うのではないか。
色んな誘惑に負けてしまうきょーすけではあるが、これまでまどかの目を気にしてひかるちゃんとのキスすらも躊躇っていた。つまりキスですら許せないまどかの心中を考えれば、ゆかりとの行為を許せるとは到底思えない。最終的には3人笑ってフェスに参加している以上、少なくともまどかはきょーすけの潔白を信じたと考えるのが妥当だろう。であれば、もし本当にやってしまったのであれば、きょーすけが嘘を突き通したという事になる。しかし、この男はそんな男だろうか❓すぐに綻びが出てしまうはずである。
ただ、一つだけあるとすれば、ゆかりが嘘をついているという可能性だ。喧嘩の原因が秀一の浮気であるならば、秀一への仕返しとしてきょーすけの身体を利用した、自分の心の平穏を保つために。そしてそれは自分の中だけに留める事を決めた、という筋書きだ。きょーすけはゆかりの言葉に潔白を確信したわけだが、実はその言葉が嘘であったという事だ。そうであるならばゆかりは相当な女優であるが、きょーすけに記憶があれば秀一にバレる可能性があり、結局秀一と別れるハメになるリスクを伴う。またまどかへの後ろめたさも抱える事になるだろう。結局、秀一と電話で仲直りしていたと思われる状況から、この線は“ほぼ”無いと思われる。
それともう一つ、きょーすけの不貞を許さない勢力がある。そう、それは私も含めたファン及び視聴者だ。まどかという絶対的なヒロインを射止めるであろう主人公であるきょーすけに、その様な不実は許されない。それではファンは離れていくのだ。圧倒的にスペック不足のきょーすけがまどかと結ばれるためには、超能力というたまたま与えられた特殊能力ではなく、まどかが認める人としての魅力が必要なのである。それは広く受け入れられる顔面偏差値や運動能力、そして明晰な頭脳ではないことはそれまでの話で散々触れられている。つまり、まどかはきょーすけのその内面に魅かれているのだ。その1番大切な部分が損なわれたとなれば、まどかはきょーすけから離れてしまうはずである。そして、それは即ち三角関係の破綻であり、オレンジ☆ロードという物語の終焉であろう。だがしかし、これはただのファンの願望でしかない。曖昧に仕上げ、心の中ではスキャンダルを乗り切った主人公を描きたかったという脚本家の狙いがあったと言われればそれまでだ。我々にはどうしようもない、手の届かないものである。願わくば、“大女優ゆかり”という設定だけは勘弁してもらいたいものである。
以上の事から、きょーすけはゆかりと“チョメチョメしていなかった“と考えるのが妥当だろう。僅かばかりの可能性を残して…。
しかし、秀一とゆかりは何で喧嘩をしていたのだろうか❓秀一が一方的に悪い様に感じるが、ゆかりも涙を流しながら“ごめん”と謝っている。単に構ってくれない秀一にイライラを募らせただけなのか、何か約束を破ったのか、浮気の疑いがあったのか。いずれにしても、ゆかりが自分から電話をかけ、謝ったのであれば何かの誤解だったのだろう。もし浮気だったとすれば、また“大女優ゆかり”の線が強くなってしまうので勘弁願いたいところだ。
それとは別に、この回の映像、特に終盤の演出はとても幻想的であり、私なんかには到底理解が追いつかないものである。特にドラムセットが砂浜に投げ出される光景はある種異様であり、それを何事もなかったかのように物語が進んでいくところも、浮世離れした雰囲気を醸し出している。こういう演出を考える森川滋氏のセンスは凄い。それはもう私の口の出せる範疇を超えていると感じる。純粋に褒めているつもりだ。その中で、ひかるちゃんが受け取ったイメージ、きょーすけが必死にドラムの練習をするイメージと共に現れる水滴の意味は何だったのか❓それはきっときょーすけの汗や涙だ。自分のわがままに付き合ってくれるきょーすけ。自分の見ていないところで必死に練習し、思いつきで始めた事に真剣に向き合ってくれる姿。その真剣さの表れである汗。そして嘘をついた事で心配をかけたひかるちゃんへの謝罪の涙。必死に練習をする映像と共に落ちる水滴にきょーすけの必死さを見た、それを表したものではないか、そう思っている。違ったらすまぬ。
しかし、くるみの“まどかさんとエッチしてたんだ”というツッコミは、原作のくるみのキャラからすると甚だ“らしく無い”ものではあるが、非常に重要で、きょーすけを焦らせるために、また視聴者をそういう方向へ誘導するために言わせたのであろう。アニメでは色恋沙汰にも興味がある様に描かれてはいるが。
最後に、再度見返してみて、私はこの作品は嫌いでは無いと思った。終始重苦しい雰囲気で進み、これまでの話とは明らかに一線を画す仕上がりではあるものの、違和感を通り越してもはや別作品と思えば、主要キャラクターの性格をしっかり踏襲した構成に不満はない。ちょっと一弥だけはいただけないが。
以上がこの話に対して私が思うところである。疑問に思う方は、以上の点を踏まえてもう一度この回を見直していただければと思う。もし間違っているということがあればコメントいただきたい。納得できればすぐに対応したいと思っている。
それではまた、いつになるか分からないが、何か思うところが出てきたら書き綴ると思う。その時にはまたお付き合い願いたい。
こんなの。




















(かりんちゃん?)に注意をされ女湯に移動すると、そこは女の楽園。断水で集まったんでしょう、







