季節は梅雨。相変わらずひかるちゃんとベタベタしてる時に、背後からさすよーな視線を感じます。視線の主を探しますが、誰もいません。しかし確かに睨んでいたヤツはいたよーで。
さて学校帰り。出口のところで一人たたずむきょーすけ。そこにまどかが通りかかります。
まさかこのつゆ時にカサをわすれるほど単純じゃないと思ったけど
どうもそのよーね
”入っていかない?”と誘ってくれるまどか。
そのかわりあたしのカサ 高くつくわよ
コーヒー一ぱいじゃきかないからね
なんて、いーながらうれしはずかし相合傘。と、そこに
せんぱ~い!
とひかるちゃんの声。条件反射でササッと離れる2人。きょーすけびしょぬれです。ふと校舎を見るとこちらをじーっと見ている男がいます。その男の視線の先は・・・まどか?いやひかるちゃんとどっちか分からんだろ?ひかるちゃんはまだ学校の用事があるとの事で傘を貸してくれますが、ひかるちゃんはもう一本傘持ってるの❓もう一度校舎を見ると、先ほどの男がまだこちらを見ています。まどかがきょーすけの視線に気づき、その先を見るとどうやら知り合いの様子。まどかの家の近所の子で勇くん(火野勇作)と言って、小さいころひかるちゃんと3人で一緒に遊んでいた2つ下の幼馴染なんだとか。”いっしょにおふろなんかもはいったりしたなー”とゆー発言に
おっ おふろっ!?
と過剰に反応するきょーすけでした。
帰宅後もその勇作のことが気になるきょーすけ。自分の知らない昔のまどかを知っている、あまつさえはだかの付き合いまであることに
あのやろうっ!!
と、うらやましがります。そしてまどかのことを好きなんじゃないか、ライバル出現かとちょっと不安になるきょーすけでした。
次の日?教室前でその勇作に呼び止められます。
ちょっとあんた
あんた鮎川先輩と同じクラスだろ
鮎川先輩いるか?
とちょータメ口。かなり攻撃的な性格ですね。ムカッと来るきょーすけ。視線がバチバチです。まどかを呼んで欲しいと言われ連れてきますが、まどかの前ではへらへら。ちょっと聞きたいことがあるとのことで2人で屋上へ移動。気になってしょーがないきょーすけは屋上までこっそりつけていきます。話の内容までは聞こえないきょーすけ。にこにこ和やかに話していますが、急に真剣な表情に変わり何かを告げる勇作。そして驚いた顔のまどか。
な なんだ なにいったんだろう今ー
話が終わったのか勇作が戻ってきます。ヤバイとテレポートで階段下まで移動するきょーすけ。ここでちょっと能力で悪さをします。階段を下りてくる勇作に防火用バケツを落とし、まんまと勇作は階段から転げ落ちます。いやぁ、これは危険ですね💦きょーすけもちょっと頭に来てるのと気持ちの焦りのせいか余裕がありません。しかしハハハハと笑うきょーすけに勇作が力を見せつけます。
どうやら空手をやっていて、よくケンカで相手に大ケガをさせているとか(自称)。ぞ~っとするきょーすけ。いや超能力の方がやばいと思うけどね⁉️そしてひとこと
おまえからきっとあの子をとりかえしてみせるからな!!
いろんなことが頭を駆け巡っているところで、後ろからまどかに肩をたたかれびっくりするきょーすけ。
どーするの?春日くん
あの子やっぱり好きだっていったわ
え!!
ちょっといたずらっぽいほほえみで問いかけるまどかに、完全に狼狽するきょーすけ。
あのぶんじゃどーやら 本気みたいだよ
ひかるのこと 本気で好きみたい
・・・・・ひかるちゃん?!
じ じゃあ 鮎川のことじゃ・・・
なぁんだ よかった!
てっきりあいつが鮎川のこと・・・
それを聞いて何とも言えない嬉しそうな顔をするまどか。ひかるちゃんときょーすけの関係を聞かれても、なんて答えていいかよくわかんなかった、なんてやっぱりきょーすけの気持ちがひかるちゃんにイマイチ向いてないことが分かってるし、まだ付き合っていると認めたくないって気持ちがあるんでしょーね。ひかるちゃんは完全に付き合ってるつもりなんでしょーが。
季節は梅雨。また雨が降り出し、三角関係にまたひとつやっかいな存在が。雲行きはさらに怪しくなってきそーな、そんな予感がする昼下がりです。
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