8月。いつものメンバーでキャンプに来ています。いつものメンバーとはきょーすけ、まどか、ひかるちゃん、そして勇作。今回はあかねではないんですね。女の子の荷物を持つのは男の役目。ひかるちゃんの荷物をからって歩くきょーすけはあまりの重さにヘトヘト。切り株に腰掛け一休みします。ひかるちゃんに
もーちょっとよ ファイト❗️
と言われて再出発。しかし一度座り込むと立ち上がるのも一苦労。何とか力任せに立ち上がったきょーすけは、背中の荷物が急に軽くなったよーな感覚を覚えます。実はそれは錯覚ではなく、リュックが破れて中身がぽろぽろとこぼれ、実際に軽くなっていたのでした。
ラジオや栓抜き缶切りコルク抜き、そしてナイフなど、何やら大事そうなものを落としてしまうきょーすけ。しかしこれくらいで破れるリュックにも問題があるよーな気がしますが・・・😅
バスを降りてから長い道のりを経てようやく着いたみみずく高原キャンプ場、バスから一緒に降りたたくさんの人たちとは別行動で、道に迷うというオチかと思いましたがそういうわけではありませんでした。しかし、先ほど道端に落としたラジオから台風情報が。もちろんそれは4人の耳に入ることはありません。キャンプ場に到着してホッとした一同、しかし何か見覚えのある景色に懐かしさを感じるきょーすけ。はて…
なつかしーといえば先日久しぶりにおばーちゃんから手紙が届いたんだとか。しかしその手紙を見ながらキャッキャしてるいもーとたちが五月蝿くて、キャンプの前に片付けてしまおうとしていた宿題がなかなか進まないきょーすけ。
ひとりになったら勉強するチャンスだ
とブツブツ独り言。しかし
わー おにーちゃん
彼女でもつれてふたりっきりで遊びにこいってさー
と面白がって手紙の内容を伝えると、
チャンスは…
彼女とふたりっきりになったらチャンスだ…
と、独り言がすり替わってしまうのでした。これが自己暗示になってしまうのですが、きょーすけの自己暗示能力、めちゃ上がってないですか❓
キャンプ場に着いて
さっそくキャンプの準備にとりかかりましょー❗️
と張り切るひかるちゃん。なんとキャンプ場でケーキを作るおつもりのよーで、しっかりと必要な材料、道具をリュックに忍ばせていたのでした。どーりで重いはずだ😅他にも電気ストーブやクマゴローくんも同行。一見何だか分からないものも、4次元ポケットのよーにいろいろと出てきます。
アクティブなひかるちゃんがいろいろと仕切り、さあ楽しいキャンプの始まりです♫しかし、早くも怪しい雲行き。雨まで降ってきて、ひかるちゃんがラジオで天気予報を聞いてみることに。ちょうどきょーすけが張ったテントにラジオを取りにきたひかるちゃん、テントの中できょーすけとふたりっきりになると一緒にラジオを探すきょーすけにスッと寄り添い
ふたりっきりね 先輩…
とちょっとラブラブモード。すると一瞬の間を置いて目つきが変わるきょーすけは、ひかるちゃんに襲い掛かります❗️しかし逆に
さて ラジオラジオ
とスッと通常モードに戻るひかるちゃんは、図らずもきょーすけを交わし事なきを得ます。しかし飛び込んだきょーすけのせいでテントはぐしゃぐしゃ。外から見ていたまどかは、ふたりっきりでテントが崩れるほどの激しい行為、一体何をやってるの⁉️とおかんむり。そんないきなり怒らんでも😅
自己暗示にかかっているきょーすけはいったい何がどーしたのか何が何だか。
さーて とにかくあとはごはんをたいてカンヅメあけて…
とごまかそーとしますが、ラジオのみならずその缶切りもありません。とうとうリュックに穴が空いていることに気付いたひかるちゃん。こんなにでっかい穴、もっと早くに気付こーよ🥲
大事なラジオや缶切りは無くなり、どーでもいいクマゴローくんはしっかり残る、奇跡の穴。
じ じゃあの時❗️
とリュックが軽くなった時の事を思い出すきょーすけ。
ご ごめん オレの責任だ
と反省するきょーすけを冷ややかな目で見るまどか。勇作に罵られよーが、そんな事は大したことではありません。どちらかとゆーと先ほどのテントの件が怒りの大半なんでしょうが、無言のまどかほど怖いものはないですよね😱そして外は暗くなり、雨風も次第に激しさを増してくるのでした。
この状況に剛を煮やしたまどかが動きます。
あたしそのへんさがして必要なものかりてくるよ
と、雨の中を出かけていきます。責任を感じて後を追うきょーすけ。別のキャンプ場へ向かうまどかですが、なかなか辿り着かない2人。流石にこれ以上進んでも帰りのことを考えるとちょっと厳しいと感じたきょーすけはまどかに戻る様に促しますが、
火がなければ暖もとれないし食事もできないのよ❗️
と拒否。でもこの風雨では火は焚けないのでは…🥲因みに、缶詰は平らな石やコンクリートがあれば缶切りがなくても開けれるそうですね。
じゃオレひとりでいくから鮎川はもどりなよ❗️女の子には危険だよ‼️
とまどかの事を気遣うきょーすけ。むしろひとりの方が動きやすいと考えるきょーすけですが、ちょうどその時吊り橋の向こうに灯りを見つけます。
あかりよ❗️ 人家だわ‼️
珍しく冷静さを失ったまどかはきょーすけの静止も聞かず、激しい風雨の中吊り橋を渡ろうとします。
平気よ このくらい❗️
しかし、そこに突風が‼️
きゃあ❗️
まさかの展開❗️本当に橋から川に落ちてしまったまどか。それを見たきょーすけは躊躇なくまどかを追って川に飛び込むのでした。泳げないはずのきょーすけ、いったい何度目のダイブなんでしょーか❓
ここはさすがに能力を使ったのか、気を失ったまどかを連れて何とか川岸にたどり着きます。まどかをおんぶして辺りを彷徨ったきょーすけはおあつらえ向きに小屋を発見します。何とか雨風を凌げる場所を見つけたきょーすけは、まずはまどかの無事を確認。夏とはいえ山で夜にびしょ濡れともなればさすがに寒さをかんじ、濡れた服を脱ぎます。となれば同じようにびしょ濡れのまどかも寒いはず。
見ないからね❗️
と恐る恐る服に手を掛けようとするきょーすけ。
まさか鮎川とふたりっきりでこんなことになろうとは…
考えてしまいました、“ふたりっきり”とゆーワード。ギラリと目つきが変わり、ニヤリとするきょーすけ。何の躊躇いもなくまどかの着ている服に手をかけるきょーすけ❗️自己暗示にかかり歯止めが効かないきょーすけは、いったいどこまでやっちゃうの⁉️
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