きまぐれおれんじ✨ろーど 覗いちゃダメダメまどかのハート

きまぐれオレンジ⭐︎ロード まどかの心を中心にどこよりも深く解説

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第94話 ホラー・ストーリー ネタバレ注意

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あつい

 

といって急にウエアを脱ぎだしたまどか。上だけにとどまらず上下とも脱いで下着姿になります。そして自分だけでなくきょーすけにも脱衣を促し、戸惑うきょーすけのウエアを脱がそ―とするではありませんか⁉️ここまでされて黙って見ているわけにはいきません。覚悟をきめて?鼻歌交じりに服を脱ぎだすきょーすけ。ところが

 

なにしてんの❓

 

と驚いた表情のまどか。ふと見ると先ほどまで下着姿だったはずなのに、しっかりとウエアを着ているではありませんか。意外に洞窟の中は寒くないのかも知れませんが、ウエアを脱いで全裸になるほどではないのでしょう。うれしそうに脱ぎたしたきょーすけのことを心配するやさしいまどか。

 

あれ~っ ずるいなぁ

 

とまだ状況が把握できていない様子のきょーすけと読者たち。まどかの行動を再現するきょーすけに

 

あ あたしがそんなことするはずないじゃない‼️

バカ スケベ

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と張り手を食らわすまどか。じゃあ先ほどきょーすけが見たまどかはいったい・・・

 

やっぱり おじーちゃんのいってた怨霊・・・⁉️

 

そのきょーすけの一言に

 

や やだ~‼️

 

といって腕にしがみつくカワイイまどか。逃げ場もないこの状況、目に見えない何かに命を狙われていると思えば、それは恐ろしくなりますよね⁉️すっぽんぽん伝説について真剣に考えだしたきょーすけは、今まで黙っていた言い伝えを話し始めます。昔から伝わる悲恋話。村の庄屋の娘と猟師の息子、親の反対にあい、かけおちしたものの、洞窟に追い詰められた2人。

 

死ぬときはいっしょだよ

 

そう約束した2人ですが、ガケを踏み外した娘。何とか腕をつかんで繋ぎ止めたものの、下は溶岩の海。男の腕一本では耐え切れず、わが身可愛さに娘の手を離し、娘は溶岩にまっさかさまに落ちていったのでした。それ以来、山にカップルが来ると、男に裏切られた娘の怨霊が出るようになったんだとか・・・。その話を聞いて一刻も早く洞窟を抜け出したくなったまどか。しかし抜け出すすべがありません。立ち上がった2人に聞こえる”あつい・・・ たすけて・・・”という力ない声。そして足元にはいつの間にやら無数の骸骨が。後ずさりしてぶつかった壁からも焼け爛れた骸骨が覆いかぶさります。恐ろしくなって逃げだす2人。それを追いかけてくるホネホネロック。恐らく溶岩に焼かれ、身を焦がされた死者たちの怨念なのでしょう。恐怖に足がもつれ倒れるまどか。

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思わず後ろを振り返ったまどかに、間近に迫った骸骨たちの手が伸びます。

 

きゃーっ

 

次の瞬間、その骸骨たちは一瞬で消え去るのでした。一体何が起こったのか、あっけに取られる2人。夢でも見ているんだと思いたくなるこの状況、恐怖心MAXのまどかはきょーすけにしがみつき、守られながらもガタガタと震えるのでした。そんな中、この状況を前向きに捉えるきょーすけ。

 

ちょっぴり光栄だな

だってもし怨霊のやつのしわざならオレと鮎川のこと恋び…

 

と、と言いながら顔を赤くして照れるきょーすけ。そんなきょーすけの発言に、まだまだ怖さはありながらもまどかも少し頬を緩ませるのでした。

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しかし恥ずかしさと現状の危機管理態勢から話を逸らすまどか。

 

ねぇ あつくない❓

 

確かに少し暑くなってきた様で、きょーすけも同意します。すると今度はゴゴゴゴという音と共にドパーンとあちこちから溶岩が噴き出すではありませんか⁉️ここがあの伝説の洞窟だと確信する2人。すると走って逃げる2人の前に突如着物を着た真っ白な女が現れます。

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不気味に笑う女。溶岩からも女からも追い立てられ、このままではまずい❗️と能力でなんとかしようとするきょーすけですが、なんと能力が効かないではありませんか⁉️しかし、まどかがなんとか抜け穴を見つけ、間一髪溢れてくる溶岩から逃れる事に成功するのでした。ところが❗️その抜け穴の先はガケ‼️そしてその下はまたしても溶岩‼️慌てたまどかは危うく落ちてしまいそうになります。そこをきょーすけが間一髪手を掴んで繋ぎ止め、まさに言い伝えの2人とおんなじ状況に。恐怖に怯えるまどか。そこへ先ほどの女が現れ

 

手を… 手をはなすがよい…

そーすればおまえはたすかるのだよ フフフフ

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と不気味に笑い、溶岩で焼け爛れた醜い姿を晒すのでした。足元の溶岩に怖さを感じるまどかでしたが、握られた手の力が次第に弱くなり、ズルズルと滑り始めた事に気づき、覚悟を決めます。

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あたしの手… はなして…

 

驚くきょーすけ。まさか自分からそんな事を言い出すなんて⁉️

 

だって そんなに強くにぎられると…

いたいじゃない❗️

おねがい‼️ 春日くん あなたは生きてっ❗️

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こんな時、ヒトの本性が出るのです。絶体絶命のこの状況でも、自分のことよりも好きな相手のことを考えられる、そんなまどかの心に応えるべく覚悟を決めたきょーすけ。怨霊の耳障りな声を遮り

 

はなしてやる‼️

ただし 鮎川の手は絶対にはなさない‼️

オレがはなすのはこの左手だ‼️

みてろ 怨霊❗️

 

そう言い放ち、まどかに謝罪をするきょーすけ。

 

ごめんね鮎川…

もー手が…しび…れて…

 

自らの命よりも愛する人を優先しようとしたまどか、そして助けてあげられなかったことを謝り、せめて一緒に最期を迎える事を選んだきょーすけ。2人の優しさと絆はここまで深いものだったんですね🥺

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抱き合う様に落ちていく2人。そんな2人の絆を見届けた怨霊は元の姿に戻り、感謝の言葉を最後に成仏するのでした。溶岩に焼かれ最期を迎えた主人公とヒロイン。オレンジロードの最後にふさわしい、深い愛情が織りなす感動のドラマでした…。

 

ってなはずもなく、溶岩の海だったはずの崖の下は実は露天風呂😳しかも女湯だったのは作者の意図でしょう。どーゆーことか全く理解不能のきょーすけ。まどかは安定の失神です😅

 

じーちゃんちに戻って説明するきょーすけを一笑に付すおじーちゃん。

 

みんなガスのせいじゃよ

 

全てはガスのせい、全ては幻覚だったと宣うおじーちゃん。そしてすっぽんぽん伝説も村人が作った伝説なんだとか。しかし、もちろんガスのせいで幻覚を見たのは確かなんでしょうが、それだけとはとても思えないきょーすけ。2人が2人とも骸骨や怨霊を見て、怨霊とのやり取りの末、無事成仏させたことが全て幻だったなんて…。しかしあの危機的状況の中、まどかを見捨てることなく、添い遂げる事を選んだきょーすけ。そんな自分を誇らしく思うきょーすけは、目覚めたまどかを優しく見つめ、そしてまどかもなぜか生きていること、そして目の前にきょーすけがいることに驚きながらも安堵し、優しく見つめ返すのでした。

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ちょうどあのゴンドラから生還した時と同じ、やっぱりきょーすけと一緒ならどんなピンチも乗り越えられると、再認識したんじゃないでしょうか❓

 

自分が慌てたせいで落ちそうになった溶岩の海。あの状況でいつまでもいられるわけはなく、せめてきょーすけだけでも助かってほしい。相手を思いやるその気持ちは嘘ではないものの、やはり1人で落ちるのは怖い。そんな気持ちを理解してくれたきょーすけがとった行動に、心からの感謝と嬉しさをきっと感じたであろうまどか。あれが幻だったとしても、その時の2人の気持ちは幻でも錯覚でもありません。いざという時にどういう行動が取れるか、それが人として1番重要な部分と言えるでしょう。こんなに信頼できる人はいない、そう確信できるきょーすけの行動は、これまでで1番のファインプレーだったのではないでしょうか❓

 

 

 

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