さて、お散歩から帰ったきょーすけを待ち受けていたのは空飛ぶタンス!春日家の超能力のこと、引っ越しのいきさつ、家族構成などが分かります。双子の妹でしっかりもののまなみ、ど天然で問題児のくるみ、そんなにしっかりしてなさそうな父親。しかし実は母親のことには一切触れられずに話は進みます。居ないんだな、というのは分かりますが、離婚なのか死別なのかは完全にスルーという、触れること自体がタブーのような感じですよね。ここにもう少し何かエピソードがあるのかと期待しましたが、生前の父親とのエピソードはおじいちゃんが話してくれたりはしましたが、これといってナシ。もしかしたら流れちゃったお話があったのかもしれませんね。
翌日から早速学校へ。高陵学園とゆー中学、高校、大学まである一貫校の中等部3-Aに編入。数少ない男友達小松と出会います。八田くんはまだ出てきません(^^) 転校歴7回の勝手知ったる転校ベテランのきょーすけですが、間違って空席だったエスケープ中の不良の席に座ろうとしますが、小松からそこは鮎川まどかの席だと知らされます。
放課後になり、初日という事もあるんでしょう、妹たちと帰ろうとしますが、問題児くるみが居ない!なんでもクラブに入りたいから見てくると言って、校内を1人でうろついてる様ですが、それくらいできょーすけを慌てさせるとは、なかなかのオオモノなんでしょう。因みにその後、どこかのクラブに入った形跡はずーっと無かったですね(^_^;)そのくるみが校舎裏でタバコを吸っている2人組の不良を目撃します。いわゆるスケバンってやつですね。びっくりして大声を出したくるみの声を聞きつけてきょーすけとまなみも駆けつけると、そこにはきょーすけが前日に会った長髪の美少女が。あ…あれえ〜と驚いたきょーすけに気付き、持っていたタバコを思わず落としてしまうほど驚くまどか。
キ…キミは確かきのうの…
帽子をくれた…
同じく驚きを隠せないきょーすけが発する言葉。その間言葉が出ないほど狼狽した表情を一瞬見せますが、直ぐに正気に戻り平静を装うまどか。"嫌なところを見られたな、でももう誤魔化す事も取り繕う事もできないし、開き直るしかないか。"そんな心の声が聞こえてきそうなワンシーンです。
えーなにー 鮎川さんのダチ?
と聞いてくるもう1人の女の子。もちろんひかるちゃんですが、ここは鮎川さんじゃなくてまどかさんだよね⁉️というツッコミは置いといて、この不良少女が同じクラスの鮎川まどかだと分かります。
知らないよ… こんなやつ!
そしてまたタバコを吸い始めます。このタバコはさぞ不味かったことだろうと思います。ヤケになって吸ったのか、もしくはきょーすけがどんな反応をするのか試すために❓少なくとも吸いたくて吸った1本ではなかったでしょう。
さて、ここできょーすけが能力を使います。タバコの火が消える、ライターも点かない。そこでひとこと。
いまからタバコなんて吸ってると
丈夫な赤ちゃん産めなくなるぜ!!
とゆーなんとも独特なきょーすけ語録発動。ずっと記憶に残る迷台詞ですよね。
顔を真っ赤にして呆気に取られるまどか。対して自分の発言に酔っているきょーすけ。後ろではひかるちゃんが"あんだとー このやろー よーし産んでやろーじゃないか"とのたまわっていますが、次の瞬間
バシッ
とまどかの平手打ちがきょーすけの左頬を捉えます。
初対面のレディーに向かっていう言葉じゃないね ぼーや❗️
その言葉を残してその場を去っていきました。本当は初対面じゃない、でも初対面を貫こうとしたまどか。そう考えるとできれば数ページ前の"そお あんたこの学校にきたの"という発言はなかった方が良かったかな〜と思ったりしますが、まぁ正解はよく分かりません💦
平手打ちを喰らわせて去っていったまどか。その心中ですが、実は半分嬉しかったんじゃないでしょーか。言葉の選択を間違ったきょーすけですが、タバコを吸う中学生を注意する、正しいと思ったことを真っ直ぐに信じて行動し、自分を戒めてくれたことは、あえてもう一本タバコを吸ったまどかが実は心の中で求めていたものだったのではないかとも思えます。赤ちゃんなんてなんてこと言うんだ、と赤面させられた事への反発と、悦に入っているきょーすけへの仕返し、そして当然"ハイじゃあ辞めます"なんて言えるはずもない状況から平手打ちとゆー行動に出たまどかですが、心の中では"あいつ、言ってくれるね"ときょーすけの行動を評価しているのかもしれませんね♪少し勇み足になりますが、第2話のまどかの態度からも決して単なる怒りからぶっ叩いた訳ではないことが伺えます(^^)
しかし、そんな事は微塵も感じ取れないきょーすけは、前日に麦わら帽子をくれた子と今日の不良が同一人物とはとても思えず、1人部屋でたそがれるのでした。その麦わら帽子を被って👒
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