第29話　マラソンしましょ！　ネタバレ注意 - きまぐれおれんじ✨ろーど　覗いちゃダメダメまどかのハート

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さて、もうすぐ体育祭。出場種目を決めてるよーですが、マラソンの出場者が決まりません。高陵学園の体育祭はクラス対抗の得点制なんですが、マラソンだけは出場人数が少ないこともあり、得点なし。キツイだけで貢献度なしのため、誰も走りたがらないんだとか。まだ出場種目が決まってないきょーすけと小松に視線が集まりますが、さすが小松、テキトーな事を言ってきょーすけを祭り上げます。相変わらずハッキリしないきょーすけはうやむやのうちに10㎞マラソンに出場決定となりました。あとは女子ですが、エスケープしてるまどかに押し付ける形で決定。ひどい言われようですが、まぁサボってるだけに文句は言えないですね😓

決まったことはしょーがないと、とりあえず走り切ればいーかと前向きなきょーすけですが、まどかと一緒に走れる事も前向きの要因です。一緒に走って、身勝手でワガママなヒトというまどかに対するクラスの女子たちの誤解を解いてやろーとちょっとやる気を出します。

しかし、まどかに話すと

出ない！

とあっさり拒否られます。でもちょっと気になって

なんでそんなにあたしを走らせたいの

と聞くまどか。なんだか可愛らしい顔で返事を待ちます。

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一緒に走りたいんだ❗️

その言葉を期待してたっぽいところですが、シャイなきょーすけは口には出せず、“クラスのみんなの誤解を解くため、自分のために走ろーよ“と言います。“そんな理由なら走らない！クラスのみんなにどー思われててもなんとも思ってない！”とやはり拒否。

やれやれ　そんなことならおことわりよ！

あたしはまた…

“他のみんなになんと思われよーが気にしない、でも誰かさんのためなら頑張れるんだけどな…”

ちょっと顔を赤らめて、気づいて欲しそーに横目で見ますが、キョトンとするきょーすけ。

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こりゃあかんな、と諦めたまどかは

とにかく！あたしがいいっていってるんだからそれでいーじゃない

そーやっておしつけられるのってごめんだわっ！

と、勝手に自分のため、と人のせいにしてハッキリしないニブチンきょーすけにキレてしまいます😅せっかくまどかのためにと思って言ったのに逆ギレされてカチンときたきょーすけ。

へそまがり

フン　まじめぶりっ子！

と子どものケンカが始まります。

いーよ　勝手にしろよ

オレひとりのほーがかえってのびのび走れるよ！

じゃ　せーぜー一位でもとってください！

わかったよ！一位とればいーんでしょ

“あのわからず屋ー”と売り言葉に買い言葉の2人。でも変な意地を張ってしまった事をちょっと後悔するのでした。

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次の日、放課後にコースの下見をするきょーすけ。まじめに一位になるためのトレーニングをするわけでもないのにジャージに着替え、能力を使えそーなポイントを探ります😅ちょうど手頃な場所にあるトイレをチェックしているときにひかるちゃんに声をかけられドキッとするきょーすけ。さすがのひかるちゃん、きょーすけが10㎞マラソンに出るとゆー情報を既にキャッチしています。相変わらずきょーすけがスポーツマンだと勘違いしているひかるちゃん、そんなきょーすけがマラソンに出る事になったワケを聞きます。するときょーすけは

どうしてって…　まあしいていえば

ある人のため…かな

と無意味にカッコつけます。人生前向きなひかるちゃん、そのある人が自分だと信じて疑いません。歯が浮くよーなセリフを聞いてうっとりするひかるちゃん、

先輩だ〜い好き‼️

と草むらにきょーすけを押し倒し、人目も憚らずチョメチョメ⁉️

しかし、そのある人ってだれ？と聞かれたらどー答えるつもりだったんでしょーね⁉️

さて体育祭前日、学校でまどかと話をするひかるちゃん、きょーすけがマラソンの特訓❓をしていることを話します。

まさか…

とまどか。そこまでして一位を取ろーと頑張ってるなんて…。あたしが言ったことをホントに実行しよーとしてんのかな…？

そしてマラソンに出る理由を、“ある人のため”と言われたことまで教えちゃいます。ひかるちゃんは自分のためと思い込んでますが、まどかには思い当たる節があります。ちょっと複雑な顔をするまどか。

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“ひかる、ゴメン。それは多分あたしとのことが原因で意地になって頑張ろーとしてるんだ。ある人のためなんて、なんで人のためにそこまで頑張んのよ。あたしはどーでもいいって言ってんのに。バカね…。”

さていよいよ体育祭当日。お昼にひかるちゃんのハンパない内助の功を詰め込まれるきょーすけ。とにかく精力をつけて一位になって欲しいよーです。

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ユンケルこーてー液の御御御付けって⁉️汁物２つも要らんがな😅

さあそろそろきょーすけの出番です。まどかはやっぱりアバカブで時間を潰しています。ちょっと外を見て考え事。“そろそろかな…”

“がんばってねーっ　おにーちゃん”と応援するくるみちゃんに手を振って答えるきょーすけ。その目に飛び込んできた予想外の人物。

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そう、マラソンに合わせて駆けつけたまどかでした。驚くきょーすけはスタートを切れず、2人で見つめ合うことに。ちょっと目を逸らすまどか。人目が気になるのと、出ない！と言ったのに少しバツが悪いのか、はたまたきょーすけに見つめられるのが気恥ずかしいのか。

ほらっ　もぉみんないっちゃったじゃない

と肩を押してスタートを促します。まどかについていくきょーすけ、ただちょっとまだ納得いってない表情。ケンカしてましたもんね。クラスのみんなもまどかがマラソンに参加することにびっくりしてます。完全に遅れてしまい、2人だけのマラソン。きょーすけのことが気になって何度も視線を向けるまどか。前を向いて真剣に走るきょーすけに