春休み。平穏な日々を脅かす小さな悪魔が来訪します。その小悪魔はテレパシーとスイッチを駆使し、きょーすけの穏やかな日々を破壊しようとします。
あいかわらず あのふたりのおねーちゃんたちのこと
ふたまたかけてるの?
とストレートに聞く一弥。ふたまただとゆーことを認めたくないきょーすけですが
自分で決めかねてるなら ぼくがどっちか決着をつけてあげよ―か
と一弥がおせっかいを焼きます。もちろん純粋にきょーすけのことを心配してるわけはなく、ほとんど好奇心とヒマつぶしのいたずら心でしょう。また入れ替わろうとする一弥ですが、きょーすけはもちろん”よけーなおせわだよ”と拒否します。以前も騙されて入れ替わり、まどかとどえらいことをしよーとした前科がありますからね。
スキあり!とばかりに電話に呼ばれてよそ見をするきょーすけの頭めがけて突っ込む一弥ですが、偶然かわされ柱の角に頭をぶつけます。
そーとー痛そうですねぇ😅
ひかるちゃんからの電話でデートの約束をするきょーすけですが、そこにしっかりついてくる一弥。
あ まどかおねーちゃんだ!
と後ろを指さします。”その手にのるか・・・”と当然信用しないきょーすけですが、どうやらこれは本当だったようで、”なんにのらないって?”というまどかの声に思わず振り向いてしまいます。
いただきーっ!!
とごっつんこに成功した一弥。
や・・・ やられた!!
突然頭をぶつけて倒れる2人を見て理解不能のまどか。しかしさすが一弥、
こらーっ いきなりなにするんだ
と一弥になったきょーすけを叱ります。こどものいたずらで済まそーというわけですね。
ぼくがこれからふたりとデートして よかった方をえらんであげる
と耳打ちします。このままではマズイ!”まてよ!!”と追いかけますが、やはり5歳児、アバカブの入り口でひょいと一弥に片手で持ち上げられ、外に放り出されます。前回のよーな不覚はとらないよと伝える一弥。一瞬でユニフォームに着替えたまどかは外に締め出されたきょーすけを見て”かわいそーじゃない”と言い、一弥のことを気に入っている様で、”とってもいい子よ”と一弥に話します。(ややこしいな)
ふうん やさしーんだね
という一弥に
なによあらたまって 変なの
と返すまどか。そして一弥がまたまどかに迫ります。
でも そのやさしさは できれば・・・・
この・・・ぼくだけに・・・
と顔を近づける一弥。突然ぐいぐい来るきょーすけ(一弥)に圧倒されそのまま流れに飲まれそうになるまどか。外ではきょーすけが大口を開けて見ています。
しかし、間一髪のところで
カフェオレ おかわりくださーい
とゆー空気を読めない客のおかげで事なきを得ます。ジャマが入ったことを悔しがる一弥ですが、そろそろひかるちゃんとの約束の時間。ここは切り替えてひかるちゃんとのデートに向かいます。取り残されたまどかは、”なんだったの?”とゆー表情です。
何とかまどかとのキスは回避できたものの、今度はひかるちゃんとのデートに向かう一弥を追いかけるきょーすけ。”まてっ”と言って待つはずもなく、むしろ動けない様に電柱にロープで縛られてしまいます。ロープってそこらへんに転がってるもんなんですね😅
きさまーっ こ こんなことしていーと思ってんのか
と凄むきょーすけですが、いかんせん5歳児。意に介さない一弥は
ぼくがふたりのどっちかに決めてあげるよ!
そしてそれをふたりの目の前で宣言するんだ!
きょーすけはおせっかいと言ってますが、なにか使命感のよ―なものを感じるほどの執着ですね。しかし一弥を野放しにはできないきょーすけ。ロープをほどこうとしたところに
カーズくん!
なにしてるの 新しい遊び?
と見知らぬ女の子が現れます。ロープをほどいてくれたかわいい黒髪の女の子は
ねぇ これからあたしん家にこない?
と誘ってきます。しかしきょーすけはそれどころではありません。急いでひかるちゃんとのデートを監視しなくては!ところがまたひとり女の子が駆け寄ってきます。
カズちゃん みーつけた!
そー言って近づいてきたおさげの女の子は、もう一人の黒髪女の子と目が合うと”フン”とお互いそっぽを向きます。そして一弥にだけ話しかけ、一方的にしゃべったかと思うと”じゃ いきましょ!”ときょーすけを引っ張っていきます。もちろん納得いかない黒髪の子は”まちなさいよ!”と引き留めます。2人から好かれるモテモテの一弥。そして一弥(きょーすけ)とどっちが一緒に遊ぶかでケンカになり、最終的にはきょーすけにどっちを選ぶか迫るのでした。似てるのは顔だけじゃないきょーすけと一弥。唯一違うのは女の子同士がどちらも状況を把握しているかどうか。一弥がきょーすけのフタマタを解消しようとやっきになっているのは、その辺をうまくやっているきょーすけに妬みを感じているからかも?しかしこの状況を”使える!”と感じたきょーすけはある策を思いつくのでした。
そのころひかるちゃんとデート中の一弥。前回のデートで退屈だったことを教訓に単刀直入に迫ります。
ひかるちゃん
ぼくのことどー思ってる?
と聞くと
大好き!!
とお得意のロケットハグ。あまりにスンナリ行くことにちょっと拍子抜けする一弥ですが、ここでもやはりキスをしようと顔を近づけます。しかし、
あ・・・
あ~っ!!
目の前のお店の新味のアイスを見つけ、お店に飛び込むひかるちゃんでした。一弥の分まで買ってきて、”はい どーぞ”と渡すひかるちゃん。一弥にはこれが決定打になり、どちらを選ぶか決定してしまいます。
結局5歳児の判断基準ってことですね😄
きょーすけを縛り付けた電柱まで戻ってきた一弥。
今から重大発言をするからちょっとアバカブまできてくれない
という一弥に
ほほぉ どーぞご自由に
と余裕のきょーすけ。その余裕が気にはなる一弥ですが、今は自分の方が身体も大きく力もある、そして能力も自分の方が上、という自負があるせいか、何を企んでいるか心を読むことを怠ってしまいます。
アバカブに行き、まどかとひかるちゃんの前で重大発言があると告げる一弥。
オレ いろいろ迷ったけどついに決めたんだ
そういったところで
まったぁ!
と告げるきょーすけ。先ほどのかわいい女の子2人をアバカブに招き入れます。明らかに動揺する一弥。
人のことをとやかくゆー前に自分のことを・・・
はっきりしろ!!
逃げる一弥に後ろからごっつんこ。あやうくひかるちゃんを選ばれ、まどかとの終わりを迎えるか!?とゆーところで、間一髪元の体に戻れたきょーすけ。しかしまだ後始末が残っています。重大発言とはなんなのか?
いろいろ迷ったけど
カフェオレ!
これに決まり!!
とごまかすきょーすけ。普段から優柔不断なきょーすけだからこそ、”あきれたー”で済まされるんですよね。
しかし、2人の女の子に引っ張られる一弥を見てちょっと怖い一言を言うひかるちゃん。
あの子ふたまたかけてたのね あたしだったら・・・・
ぜったいゆるせない
ところよ
と凄みます。しかしひかるちゃん、これは牽制?いや、やっぱりホントーに気付いてないんでしょーね😅先輩は絶対そんなことしない❗️とゆー根拠のない信頼からくる発言と思われます。しかし、ギクっとするきょーすけはチラッとまどかに視線を向けます。何か言いたげにこちらを見ているまどか。
いーかげんはっきりしたら!?
とでも言いたそうですね。
結局人騒がせな小悪魔は、自分と似たような境遇の先輩へのいたずらが、思わぬ形で自分に跳ね返ってえらい目にあった様です。しかし5歳児とはいえ、恋のもつれはなかなかに大変です!
さて、どっちを選ぶのか、心が読める一弥ならどっちがきょーすけのことを好きかを読めばいいよーな気がしますが、どちらもきょーすけのことが大好きだから甲乙つけがたかったんですかね?幸せだね、きょーすけくん‼️
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